人気ブログランキング | 話題のタグを見る

忘れてた、目まいのするような話。

 いま、どの政党でも先日書いたように労働者派遣業の中でも、特に製造派遣や登録派遣を問題視し、それらの派遣労働形態は無くす方向に向かっている点では一致しているはず。(それらの業態が無くなった後に失業してしまう人たちの救済案は後日自分なりに思うところを書きたい)。

 ところが、今朝のNHKニュースの解説で愕然とするような話を聞いた。
 なんと、今回の選挙で、あれはなんていうんだろう?有権者本人確認というのかな。投票用のはがきを受け取って、確認後に投票用紙を受け渡しする人たちがいるじゃないですか。あの作業をなんと各都道府県の中では、派遣会社に委託して今回の選挙で登録派遣労働者を使う予定の所があるというのだ。びっくりし、そしてやり場のない怒りが湧き上がった。
 何という屈辱、何という鈍感。仕事があれば何でも、という人たちをまさに搾取するような行為。

 確かにこの何年か、この投票用紙の受け渡し事務員はいかにも選挙管理委員会の人材とは思えず、特に前回参議院選挙ではその傾向を強く感じた。こちらから「おはようございます」といってももぞもぞしてるだけなんだもの。「ああ、アルバイトを使っているのかな。でも、選挙のような秘密投票である最大行事をアルバイトにまかせておいていいのかな?」と疑ったり。選挙管理委員に準じている若いボランティアかな、と善意の解釈をしたり。

 しかしまぁ、アルバイトはそれは仕方が無いとしよう。
 しかししかし、今度の選挙の一つの争点は使い捨て労働たる日雇い労働派遣問題も含まれているのだ。そんな状況の中での選挙で日雇い派遣労働者を使う神経というのは何なんだろう!

 あきれ果てて怒りを通り越して呆然とする。いくら自治体に金がないと言っても。つまりは、これがいまの現実の日本の姿なんですね。(もちろん、すべての選挙区ではありませんが)。

by ripit-5 | 2009-08-28 23:01 | 格差・貧困 & 中流崩壊?