思うことはいろいろありて
この所、道産子としては余り経験のない湿度が高い日々が続く。最高気温よりも体感温度としてはプラス2・3度は高く感じる。
扇風機が離せなくなった。いつもは真夏日に近い乾いた暑さで廻すのだが。今年は今のところ、蒸し暑さ対策。
29日に提出した安衛法の提出課題が8月の頭にはもう戻ってきた。早っ!。点数は85点。社労士試験にとって如何にこの科目が暗記科目かと(苦笑)。
社労士の再勉強もまだまだ労災法の入り口。同時に民法は、親族法に入る前に過去の法学検定試験3級の民法篇問題を解き始めている。何しろ、この問題集は解説が懇切丁寧だ。まだ民法が文語調の時代。2000年発行のものだが。まだまだ、全然ダメだ。木を見て森を見ずとの言葉どおり。暗中模索なり。この森を見渡せたらそれなり凄いだろうなぁとは思うが。同時にそれが凄いことなのか?という反問も起こる。矛盾した性格。
人材派遣会社が港湾労働に労働者派遣していたと。ここまできていたのか!と驚愕。
労働者派遣法でも最も総則的、原理的な第4条の明白な違反、これでは労基法の中間搾取違反そのものだ。この業者は港湾労働のみならず、建設業・警備業にも労働者を派遣していたとのこと。
労働者派遣業ほど、労働法に詳しくないといけない、責任重い業種はない。これは明らかな悪意ある違反行為だ。これでは近代やくざの成り立ちである港湾労働者の口入屋家業などの危険業務労働者請負業と変わらない。
横文字にしたって「○○組」の世界だろう。近代的な顔をした、前近代的なピンハネ。
経済界の要請最優先の政策を取りつづけた結果の労働市場の完全自由化のツケが明るみに出つつある。
今後は年金制度を含め、改めて厚生労働行政がビック・イシューになる。もしかしたら、行き着くとこまで行ってしまい、その結果として社会保障制度の大きな再構築が始まるのかもしれない。「Studio Voice」という雑誌を立ち読みしたら、現在の労働問題を取り上げていたが。どこかまだ80年代的な切り口が個人的に感じる。余裕があるような世界というか。そこでまだ売れる、という見通しが。ぼくは今後はもっとシリアスな展開になると思っている。
この想像に関してはまた改めて。
by ripit-5 | 2007-08-04 17:03 | 格差・貧困 & 中流崩壊?