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なかなかに。。。(4)

この前書店で行政書士の過去問を見てそのレベルの高さに驚いた。それだけ忘却したのか。否、やはりレベルが上がっているのだと思う。民法などは判例を問う問題も多そうだ。民法の口語体化もあるのだろうか。一番の変化は会社法の位置が大きくなったことだろう。ビックバン以降の時代を反映しているのだな。

現状では9月上旬までは民法と商法・会社法意外は無理(労働法に手がつけられない)、憲法はある程度知識があるのでと思ったがその憲法もかなりハイレベル。今の首相が情緒的に憲法改正を叫ぶが、この問題記述を見る限り、硬性憲法たる日本国憲法に染み渡る条文以外の重要部分ー判例や学説の重みーをどう捉えているのか、と思う。政府の審議会等などに入りたがる意図を持つ専門家以外、法学に興味がある者には現状議論の乱暴さが故によくわかるはず。

それにしても、日差しのいい日もこれから一日休みになる土曜日と午後休み火曜日、午前休みの日曜日を篭らざるを得ないだろう。とほほ。

松岡大臣の自殺は強面イメージがあるだけにショックが強烈だったが、その後思いが二転三転する。というのは、同情気分から、本日緑ナントカいう機構に係わっていた人物も自殺したからだ。松岡氏の周囲の闇は思ったより深いのではないか。

任命権者たる首相の人選、その才覚に問題ありというしかない。身辺整理できている人間を入閣させよ。とはいえ、カネに汚くない現在の与党中枢人物などいるのかよ、という気持ちで興味が無かったのがこのところの事実。俺も考え方が汚れたものだ。

生活者としてはもう、社保庁はもうもう、どうしようもない。どうしようもないが、政治利用しようとする与党も野党もずるい気がする。手前らだって数多く年金保険料を払わずに来たくせに。

政争の具にされ、国民不在の年金問題の取り上げ方をしているように思え、どうも信用ならない。政治に緊張感が無かったツケは大きい。というよりも、内政がどうにもこうにもならないものだから、盛んに憲法改正だの、北朝鮮だの、教育問題だのと大きな観念問題の大風呂敷で避け逃げして参議院選を乗り切ろうとした反動だろう。

野党も官公労狙いをしてくることを察知して国民の生活問題に的を絞っているんだ。

雨の日に何とか地下鉄を避けて自転車に乗って、浮いたカネで450円のビューティフルサウスの4THアルバムを信頼できる中古レコ屋さんで購入することを考えるか、108円パンにするか、98円のにするか悩む方が普通の人間の常識に近いのか、わからないけどそんな気さえするのさ。

畜生、その450円だって来月の中旬までなんともならねぇなぁ。コンビニで傘を買うのもためらわれる。この前の風であっという間に潰されたもんなぁ。それにしても100円ショップはわれらがヒーローだ。

PS.
国民年金制度の今後については、私は基本的には、前から民主党が言っている福祉目的税化に賛成である。現状この4月で14100円の国年保険料を怠慢ではなく、払うだけの経済的余力がない層がおそらく国民の2割以上はいるはずだと思うからだ。また、今後終身雇用の崩壊で生涯国民年金加入者や、2号と1号、の出入りをする層が増えるはずだ。今国年保険料を40年払っても月額満額で6万7千円の受給額。とても生活できない。昔は自営業者は貯蓄を取り崩して、という理屈をこねたが、現実今後貯蓄などない世帯は増えるに決まっている。その際、40年キチンとあえいで払って生活保護世帯に転落する世帯が2割以上になる可能性もないといえない。国事を成り立たないと外敵緊張で埋め合わせしないのなら、社会保障制度を抜本的に考えるべきだ。高負担社会の北欧式が無理ならば、何故無理なのかを根本から考えてみるべき。僕らの意識変革の問題にもなる。物価が変わらないとすれば、最低でも月12万円は必要だろう。それが生保の最低生活保障レベルだ。文化的生活のレベルを抜いたところの。

現状維持が保守でもなかろう。
現状維持では内政はまず持たない。

by ripit-5 | 2007-05-29 21:13 | 社会