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東京の高卒求人倍率4.41倍!!

ホントカヨ!?
対して北海道は0.29倍。最低の青森0.17倍、次の沖縄0.21倍。
格差社会は個人の格差だけでなく、地方間格差に及んでいることが歴然としている数字ではないだろうか。

安倍、谷垣、麻生3氏が大通り公園に集結して演説したそうな。5年前の総裁選で小泉が来た時に比べて盛り下がったそうな。そりゃそうだろう。すでに結果が見えているんだから。

5年前は恥ずかしながら、自分も見に行った。たぶんに高揚して見に行ったことを自省を込めて白状せねばなるまい。あの時は橋本元首相が最有力と言われていた。しかし、大通りに集まった一般の空気は明らかに違った。地から何かが変わる、マスコミの読みよ、外れてザマーミロ!という思いもあった。あの時はマスコミが遅れたのだ。ザマーミロ。

小泉は声がガラガラだった。確かに「自民党をぶっ壊す!」と叫んだ。俺は何を期待したのか?その前の「加藤の乱」に期待したのだ。森首相にうんざりだったのだ。そして、それを引き継ぎ、デフォルメし、高揚化させたのが小泉氏だった。当時の。だが、演説の上手さも考慮せねばならない。彼は際立って上手かった。彼は昔風にいえば、「香具師の口上」の上手さがある。
おそらく戦前の中野正剛の断固たる口調と、寅さんのようなズッコケ芸の合わせ技をもっていた。カリスマ性の演出と庶民性の演出の上手さ。

小泉の最初の国会も良かった。「民主党とだって組めますよ!」エキセントリックに叫ぶ小泉。そして、誰とも国会終了後握手も交わさず退席する小泉。孤高さが、まあ単純に格好よく映ったわけだ。

いつから小泉は危ないと思ったか。ハンセン病訴訟を上訴しないと決めた月までは良かった。
このひとはヤバイと思ったのは確か池田小学校に乱入し、子どもたちを大量殺傷した事件のときのコメント以来だ。予防拘束のようなものを必要だ、といい始めて以来だ。この人は大衆の俗情に訴える政治家なんだな、と思った。
それ以来、口なりの発言がどれだけあったことか。

いずれにしてももう過去のことだ。
この次は新しいタイプのアジが始まるのかもしれないが。まぁ、アジ屋の迫力不足は誰も否めないな。
札幌の人間が醒めるのは幾つも自分の中で納得できる理由が思いつく。
だが、新聞に出てた六十代の女性の声は驚く。「小泉さんは希望とか高揚感とか、たとえ錯覚でももたせてくれた。」

僕はこの錯覚こそが危険、と思っていたのだが。錯覚を満たすために、エンターティンメントに錯覚感情を閉じ込める、そう思った。
だが、現実の錯覚が希望、という考えもあるのだ。
今はわからないこういう考えだが、こういう感情が世間を動かしているのもまた確かだろう。

by ripit-5 | 2006-09-14 22:12 | 社会