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ジダンの中に

何があったのだろうか。
いろいろぐるぐる考えて見るけど、
言葉化しようとすると何だかまったくとっちらかる気がする。
でも何か思うところを、とは思うのだが。

ただ、彼が代表復帰するときに漏らした「神のお告げ」といった趣旨のこと。
それがジダンの中に住む実在の神か、あるいは代表復帰するかどうかの自問自答のうちにある自分自身の答えのことなのかはわからない。

わからないけど、何かとり付いた様なプレイを続けてこちらを狂喜させてきたのは確かだ。

マテラッツィはヒールとして最高の役者だけど、巷間言われる噂のような言葉による挑発は、マテラッツィは根拠はないけれど、していないとぼくは思う。
あのやり取りの中にそんな険悪な意図はマテの方にはないとしかみえない。
むしろテンパッていて、苛立っていたのはジダンのほう。

自己集中のし過ぎは、別の力学をジダンに働かせたような気がする。
彼も人間、そう安心すると同時に、優勝したイタリアチームのあられもない姿と共に、実に闘争的なスポーツであるナショナルチーム・サッカーというものに一種の怖さを感じたのももう一つの僕の内面的事実 。
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by ripit-5 | 2006-07-11 22:30 | スポーツ観戦