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アナログプレーヤーを買った

ロー・プライス、一万もしないものだけど。
まずは何よりクラッシュの「サンデニスタ」を聴きたかったのだ。
もうウン10年ぶりになるサンデニスタ。とうとう全編通しで聴く。この作品をあえてCDで買おうとは思わなかった。いつかプレーヤーで聴けるようになったら聴こうと思っていた。たまに暇な時歌詞カードだけ引っ張り出して眺めていたりした。これカッコいいんだ。コミック風な歌詞カードで実に洒落ている。かなりプロフェッショナルなコミック。

そして、今回とうとう音と詞が一致したぞ。
改めて気づくのは、サウンドの幅広さ。ジャズ仕立てのモーズアリスンから、ドクター・ジョンもレパートリーにしている「ジャンコ・パートナー」のレゲエヴァージョンはちょっと肩に力入りすぎだけど。全体漂うレゲエ的なエコー感。
そしてカーニヴァル風から、もろにゴスペル風な音楽まで。
こんなに幅広くやっていたのか!まるでルーツミュージックの博物館というか、それらの要素を投げ出してるというか。
彼らのルーツミュージックへの造詣の深さを知ることが出来ると同時に、ここに至って、もはやパンクなどではなく、いちメッセージロックバンドという方がふさわしい。
3枚目の裏面一曲目以降は流石につらいけど、C,D,E面と、当時に比べて、思ったよりもはるかに楽しめたのは収穫。



LPの音がこんなにいいとは、これも実は意外な発見で、大きな喜びだった。人的なぬくもりがある。
ビートルズの音などはだいぶ新鮮な響きがある。
なんかきちんと作ってるんだから、ちゃんと聴こうね、という気にさせるね。アナログ盤は。



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by ripit-5 | 2006-01-09 22:31 | 音楽(洋楽中心)