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要は何を云いたいかというと

下記のHPに書いてあることを云いたい訳で。
http://www2.tba.t-com.ne.jp/ino-shi/index.htm/
まあ、経済の学というのも、本来人間の幸福を考える学であるはずで。労働と対価の問題も、多くの無明(勿論自分を含む)の上での力の綱引きに過ぎない、と云ってもいいのだろう。

ライブ8の意味も、狭義の経済学でなく、人間倫理に絡む問題として考えなくてはならないだろう。ボブ・ゲルドフやボノの性格云々は本質的にはどうでもいいのだ。だが、同時に本質的でないことが、人間にとってのモチベーションに重要な意味を持つことでもあるのだ。

宮台真司の社会学も静的な人間集団学として啓発されることがあっても、生理が受け付けない論文であると感じられもしよう。それが本質と関係ないといっても、その部分にこそ、人が惹かれるか惹かれないかの分水嶺にもなる。

経済は、学では切り取れない。生活実感という人間主観の問題が絡む。それこそが、つまらないそれこそが、本当の「個」の問題であり、「個」の問題が解けない経済学はイデオロギーにしか過ぎない。

田辺意次的手法も、水野忠邦的手法も、どちらが正しいとは云い難い。時と人心に寄る。大きく云えば、世界政治(経済)も、日本政治(経済)も、(政治手法はどうあれー開発独裁だろうと、消費型民主主義だろうとー)その折の力あるものたちによって先導されてしまうのだ。今の内閣に社会学的志向の持ち主がいないのは決定的に不幸なのだが、如何せん、今はどうしようもないのだ。

by ripit-5 | 2005-10-02 22:39 | 社会