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2005年新人UKバンドの特徴

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PVとかに登場してくるUK・ニュー・カマーの音などを聴いていると、明らかに新潮流が生まれてきているな、と思う。思えば懐かし、70年代末から80年代初頭の所謂「POST PUNK」の音のルネサンスとでも言うべきもの。具体的にはギャング・オブ・フォーのファースト「エンターティンメント!」、ワイアーの2nd「Chairs Missing」など。後、初期(ミッジ・ユーロ加入前)のウルトラボックスのベスト盤などが手に入れば聴いてみるといいだろうと思う。音のしょぼさは時代性ゆえ仕方ないとはいえ、そのフォーマットを見事に裂いていく自由さは今でも十分刺激的。ギャング~の「アンスラックス」などは今聴いても前言同様、凄い。ワイアーの2ndは10曲目以降の流れが今でも前衛的なPop。(当時のLPでも15曲入り。すなわち、1曲ほとんど3分いかない潔さ)。

それよりもね~。実はきちんと聴いてないんだけど~。本当の意味でこの潮流が本格化するとすれば、ザ・ストロークスの貢献は多大だった!という結論に達するんじゃないかな?と僕は思う。ボーカルこそストゥージズ時代のイギー・ポップ風だけど、ガレージ風のサウンドにきっちりポップなメロディライン。彼らが斬新だったというより、「あの時代」の音のエッセンシャルな部分を理解した上での純粋な処理が斬新なんだと思うんだけど。とにかく、今の新人たちに与えた影響は間接的にデカイと思う。

僕の今年イチオシのザ・マジック・ナンバーズのような、むしろアメリカのフォークロック寄りにあるような美メロ&コーラスのバンドにだって、ストロークスがリバイバルさせたガレージ風サウンドの影響を受けてるように思うもの。

the wire (ロック・パラスト・ライヴ)

by ripit-5 | 2005-08-18 21:13 | 音楽(洋楽中心)