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父、入院す

母が治療計画書を書き写して持って帰ってきた。
病名は肺の扁平上皮ガン。治療法は全身化学療法、そして「パラプラチン+タキソテール」とある。ん?ゲフィチニブ(イレッサ)ではないのか?
そんなことを考えている間に父より電話。今日の検査では肺に水腫はないとのこと。良かった。明日は肝・腎・胆一連の検査をするという。おそらく抗癌剤の副作用に対する適応機能を調べるのだろう。場合によって、一般的な抗癌剤の使用に切り替えるつもりもあるのかもしれない。方針が確定したら、医師に会って説明を聞きたいと思う。家族としても、合点がいく方向で医師にゆだねたいもの。何しろ、僕は主治医の顔も知らない。
 病院内で、父の旧友にばったり出くわしたとのこと。脳に転移し、この病院から国立ガンセンターに通いながら、検査を受けに来るらしい。
 今ではガンといっても告知もなにもない。すでに家族が知る前から当たり前のように本人に知らせている。自分の父は普通の人だ。格別、強くも弱くも無い。(精神的に)。そのような人はもう当たり前にガンの症状が伝えられる時代なのだな、としみじみ思った。時代は変わってるんだな。

by ripit-5 | 2005-08-01 21:30 | 家の話