いつまでも続くのか。 寝ころんでつぶやいた。 でも結局、いつまでも続かないさ。

 有給休暇だった先日、管轄ハロー・ワークに行ってみた。朝の開庁時間前から50人以上の人が待っているのに驚いた。もう一つ驚いたのはアルバイト・ニュース。昨年の3分の1くらいの厚さになっている。「仕事がない」状況というのはこういうものかと皮膚感覚として感じる何かが間違いなくあった。遠くない時期の自分の問題にもなるが雇用保険が切れた後、社会保険料である年金保険や医療保険はどうするのだろうという思い。人さまの事ながら考えてしまう。年金保険料は免除してもらうしかないか。協会健保の任意継続は2年間だったか。そう、人さまではない。十分に考えられる明日のわが身だ。
 日曜日には秋葉原事件を思わせるような絶望的な放火事件があった。今日のニュースではハローワークの職員が油をかけられて火をつけられたと報じている。ハローワークの職員の人も緊張する日々だろう。多忙だろうし。昨年の秋以降あっという間に、というのはこういう感じなのか。

 僕は民主党も駄目だ、鳩山さんが駄目だと安易に片付けるつもりはない。民主党にこの前メールを送った。先のビデオニュースのサイトをリンクして。いろいろな問題があるが、特に小沢さんの第三者委員会報告書で郷原さんが民主党側の問題とした「民主党として独自調査をしてその結果に基づいて国民に説明する」その部分を彼らは読まないんだよなぁとご立腹だったということを神保さんがレポートしたこと。その点こそがまさに政権を握る可能性がある党としての大事な説明責任だと思ったので、その趣旨を加えて。。。でもそれはしないだろうな、と正直、あるいは当然思ってはいた。静岡の知事選に勝ち、そしてやはりその後鳩山党首の新たな説明はない。

 前段に書いた今のこの情勢を考えたら、少なくとも民主党の政策のほうに期待するのは当然だ。だが、それにはすねの傷を何とかしなければならないのではないだろうか。それが誤解なら、誤解を解かねばならないのじゃないだろうか。また、仮にすねに傷があったとしても、それを率直に認める。そんな「大人としての国民」を信じる態度が肝要だと思うのだが、いかがだろうか。間違いだろうか。

 残念ながら今の民主党は若くて元気で饒舌な府知事にさえ秋波を送っている。彼ら二人の知事を見ていると、比喩に問題あるかもしれないが、どうもホリエモン、村上ファンドを思い出して気持ちが塞いでしまう。でも心配しない。僕らは分かっている。きっと。だってあの小泉氏だってすぐに天下をとった訳ではない。何度も総裁選に出ては変人扱いされても、党内で戦って選挙で勝ち続けて総理になったのだ。そこらへんを今の既成政党も彼らも平気で勘違いしている。もちろん既成政党の力が極端に落ちたこと、そして政党の選択肢が減ったからこそのこの事態でもあるのだが、、、。何にもせよイキナリの「地方分権」合唱とは驚いた。寝耳に水と聞こえた時点で、そこに戦略的なものが見えた。

 テレビで彼らの映る時間をどうしても許容しなければならない時間帯もあるけれど、僕はニュースに関しては今ではもっぱらCSのニュース・ジャーナル番組と映像ではネットのジャーナルものしか見なくなった。だから世間話にもはなはだ疎い。

 南海キャンディーズなる漫才コンビの「山ちゃんのジャーナルしちゃうぞ」という番組もよく見ている。その番組で若者の政治関心を歓楽街で聞いていた。まぁ、歓楽街に集う若者たちだから、そんな政治意識が高いわけもないだろうが、実際に政治と生活との接点とを結びつけて考える人はまずいないといってもよいほどだ。まぁ、それは僕の20代からも同じだ。世の中の構図自体が分からないし、誤解が多かった。それは同じだけど、何故かこの時代にしてこの無関心はやはり気になるところだ。まさに「この時代」だからして。

 自分を省みると、自分が「公民」としての責任を果たしているのは選挙だけの気もする。20歳になったときから選挙だけは欠かさなかった。変なガキ、やな奴である。これもクラッシュなどのパンク・ロック、ポール・ウェラーなどの英国労働者階級出身を中心にしたロックミュージシャンの政治意識の高さの影響を受けたせいかもしれない。しかし、いわゆる党派性は異常なアレルギーがある。直感的に何かを感じ(それは広義な意味での権力だろうが)、萎えてしまうし、時に脅威を感じてしまうのだ。自分の正直な気持ちの領分が侵されるような怖さ。だからどこか浮いた気分で少人数のイラク戦争反対デモに行ったり、労組主催の(それは後で知ったこと)憲法記念日の記念講演に行ったり。場違いこの上ない感じなのに、なんか社会的なイベントはいつも一人で出かけてる(苦笑)。場合によりけりだけど、そこに在る妙な同胞意識が気持ち悪いし、緊張感が欠けていていかにも動員されています、という空気はなおのこといたたまれない。(相変わらずその種の幼児性が僕は抜けない)。

 それでもともかく自分と時代がズレてるだろうことは、明確に自覚しているけれど。。。でも周回遅れのランナーで気づいてみれば前の集団に?という夢みたいなものもあるね。とにかくただ、普通にコミュニケーションをしたいだけ。(空気が読めない人間化しているのでね)。

 どこの国のどの政治家も実は日本だけではなく、世界中が大変だ。英国、伊国しかり。中国も漢民族と他の民族の関係が大変。韓国と日本は社会状況が良く似てきてて、オバマの対話路線は世界の小国たちの自意識の発展にどうも意図せずして寄与しているらしい。にわかに世界は落ち着きがない。リーダーも困っている。あるいはリーダーが見限られつつある?しかしその先には強いリーダー待望やポピュリズムの恐れがある。

 どこの国のどの若者も正直なところ、政治にも社会問題にも意識的じゃないのが本当だろう。若者は自分の利害と理想のあんまり成り立ちようのない計算の世界に生きる。おおむね空想に酔う時代だ。
 そんな中、環境活動の中で面白い計画を実行した若者がいた。d0134515_22103914.jpg
 先日朝日ニュースターで放映している「デモクラシーnow!」でそんな若者が紹介された。
 この話は感動的だった。彼は「ブッシュ政権が石油産業のために最後に残した置き土産」といわれるユタ州の広大な景勝地を石油採掘地とする決定を受け、石油採掘の入札が行われたまさにその日に、単独で独創的な行動を起こした。
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 採掘権入札の日に期末試験を終えたユタ大学の学生、ティムは入札の場所に入り込み、採掘権の入札額をどんどん引き上げ、その入札の土地をどんどん広げた。その結果入札は不調に終わり、その問題が収束するときにはオバマ政権に移行することになり、環境重視のオバマ・チームはほぼこの計画を差し戻しとすることにしたようだ。刑事告訴もされる可能性が高い彼は、入札現場で抗議活動を行う活動家の中にとどまらず一人考えた末に非常にオリジナルな行動に出た。その結果彼の支援者は大きく広がりオバマ政権に移行したことにより彼の行為は報われそうな勢いだ。
 その彼のアイデアと勇気が感動的だった。
 検察に呼び出される直前の彼はこの独立メディアのインタビューに対して云う。
 「単独行動で、別に計画があったわけじゃない。会場に入ったら流れを変えるチャンスが見えた。それを逃すのは良心が許さなかった。最悪の場合は刑務所行きだけど、それは何とか我慢できる。でもユタの自然を守るチャンスを見逃すことは僕には耐えられなかった」。彼はユタ州ソルトレイクシティに住み、かの地の自然に自分自身が癒されて生きてきた人間なのだ。

 これが若者の行動力というものではないだろうか。いや、僕はそういうことをけしかけているわけじゃない。自分に出来ないことをやるべきとか絶対にいえない。ただ、ここには若さの純粋さに対する湧き上がる感動があるということを伝えたかった。一人で真剣に学びながら、一瞬の間にどういう選択をするのかという決定と、それを実行する決断の手早さ。それも若さにこそ宿る力だ。もちろん、それだけなら今の日本の若い知事にもあるのかもしれない。
 でも直感として、彼と、日本のタレント知事と「動機の純粋さ」においてどうか?その後の計算に関して自分自身を高く売るのか、それとも自分が学んだことを通じてもっと大きなもの・愛するものを守ろうとするのか。こういうところで若さの純粋さに関する「感動の質」が圧倒的に違ってくるのだ。(無論、僕は日本の2人のタレント知事に一切感動などしないけれども)。

 「デモクラシーnow!」の名キャスター、エイミー・グッドマンも感動しているように思えた。彼の上記の発言に「あなたは学生?」と思わず確認したりして。。。グッと来ているのが見ていて分かった。(恥ずかしながら自分もそうだった)。
 CSでこの番組を見てくれとまではいえない。ただ、この放送はまだしばらく先だけどデモクラシーNOW・ジャパンのサイトで見ることが出来るはず。もしも、まだずっと先でも覚えてくれていたら大変に嬉しいです。もしこの局を契約している人がいたら是非見てね。(おそらく、局の目玉番組の一つだから契約する人は見るでしょうが)。この話題の再放送は来週の土曜日、日曜日ということになりそうです。
デモクラシー ナウ!
現段階での再放送アーカイヴスを観るにはこちら。(リアル・オーディオにて)。
DemocracyNow! Japan

 母国での放映内容はこちらで見ることが出来ます。
osing as a Bidder, Utah Student Disrupts Government Auction of 150,000 Acres of Wilderness for Oil & Gas Drilling
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by ripit-5 | 2009-07-09 22:38 | 社会