スピッツがとんでもない!

と、タイトルどおりなのですが。

ちりとて。秀臣さん。。う~む。でも、おそらくそれだけじゃないよ。
物凄くその気持ち分かるけれど、でも名工が考えていたことはそれだけじゃないはずなんだ。
「血筋」だけでは表せないものがあるはず。もちろん、血筋のないものはどうしてもそう思ってしまうものだろうけど。絶対違う秀臣さんの才能を見抜いていたはずなんだ。もちろん、名工にとって息子が後継ぎに戻ってきたことはそりゃ、こころから嬉しかったろうけどさ。二人ともそこにいたなら、きっと塗り箸工房のことは真剣に考えてくれていたはず。じいちゃんのただ一つの心残りは(最初見ていないにもかかわらず)秀臣さんのことだと思う。きっと秀臣さんの心うちも察していたのではないかと。

と、妄想が入ったところで(苦笑)。うい~。

スピッツの新作を、新作価格が終わった時点でレンタルして今聴いている。
こりゃ、マジに素晴らしい!「ハチミツ」以来のつき抜け方じゃないですか?
マサムネって人は。本当に幸福な感性をそのおつむの中に早いうちに育んだ人なんだろうなぁ。なんかドラマノリとの延長みたいだけど、嫉妬しちゃうよ。

というか、そんなマサムネ・メロディの王道、今回は横道が全くなくて全開なのだ。ためらいの時期が終わった。実験も脇見もない。
この「メロ才」は英米ミュージシャンでもなかなかあるもんじゃない。

こちらの精神状態が緊張、集中、閉所、真剣、深刻、どうどう巡り。そんな風に頭の中を煮詰めた中で、この音楽に出会えば。あら不思議!
まるで目の前に真っ青な空。そして子ども時代、雲を何かに見立てて喜んでいた時代が戻ってくるじゃないか。うれしくて、切なくて。って、これもスピッツの詞のパクリみたいですがね。

マサムネの言葉のマジックはさすがに中年オヤジになった自分には初めて聞いた頃のような驚きは薄れてはいるけれど、つまり彼の言葉のジェントルな・中性的なマジック・ワード自体は基本的に変わらないけれど、こちらの詩的な言葉への感性が薄れたのか、インスピレーションに舌を巻いたりすることは格段に減ったけれども、メロディとバンドの音圧は別。素晴らしすぎる。

これでも、ミュージックロードのど真ん中に出てこないのはいかにも彼ららしいですが。
でも、マサムネが洋楽ロックに出会ったのは幸福でしたな。リスナーにとっても。
日本に洋楽ロックがなかりせば?それでも別のアプローチで音楽界にその名を残したと思いますがね。この人は。

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by ripit-5 | 2008-02-29 22:42 | 音楽(洋楽中心)

加藤虎ノ介

このところ風邪気味が続いていたのですが、昨日の朝の雪かき(もうええ加減にしてくれ、雪よ)した後、とうとうダウン。その後風邪薬を飲んで今日の昼まで寝ていました(汗)。

その後、今週のちりとてを見て、その後のスタジオパークに「四草(”しぃそう”と発音する)」役・加藤虎之助虎ノ介出演、発見す。

おそらく今このドラマで女性に一番人気があるに違いないと睨んでいた男。役柄といい、ミステリアスな雰囲気といい、同性としても興味深いんで録画して見ました。

ん~。蔭があるタイプというわけでもないけど。そうか、小学校に入った頃に大病している経験があるんだ。
脚本家の藤本さんの手紙にマジで嗚咽・号泣?といってもいいよね。号泣だった。これはマジだったね。こっちもグッときたもの。相当背負っていたものがあったんだなぁ、このドラマに対して。丁度番組のクランクアップにあわせての出演ということもあり、おそらく緊張が直前まであったこと、まだテレビメディア馴れしない状況と急な人気と緊張の記憶が相まって。その中で感謝の気持ちが堰を切って溢れたのかもしれないですね。(こりゃ、ますます女子ファンが恋焦がれるなw)。

最後は徒然亭の兄弟子ら生出演のフォローもあり、かなりクランクアップ名残りの感謝祭の雰囲気へと。

今週の番組だが、思ったよりも木曽山のキャラが狡猾のところがあり、当て外れかも(苦笑)。まだわからんけどね。

それにしても、やっぱり師匠の関係で行けば、桂吉弥さん、そして狂言の長い歴史の中での親子葛藤のあった茂山さん、そして内面に何かを持っていてミステリアスな空気を持ちドラマに陰影をつけている加藤虎ノ介さんと。しつこいけど、脚本家藤本さんのキャステングの妙もとんでもないです。
作家・藤本義一さんと血縁関係にあるんですか?という疑問もネットでは飛び交っているのですが、それも分かりますね。余りにも才能がありすぎ。

もちろん、多くの人が期待していると思うけど、藤本さんの出演ですよね。今後の一番のポイントは。
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by ripit-5 | 2008-02-25 16:30 | ちりとてちん

木曽山勇助

昨日のちりとてのラストで電話に出たわかさの驚きの表情。それに気づいた木曽山のおびえた表情。
A子も木曽山も、とても簡単には解決のつかない大きなものを背負った二人。もう土曜日1日しかないところまで引っ張って、1日でこの「嘘つきは辛抱の始まり」の決着はどうつけるねん?しかも根本的に根が深そうな木曽山の問題の方から先にくるのか~と。今週をどう締めくくるのかとハラハラして見ましたが。

やはり来週まで続きはありそう。しかも予告編を見る限り、問題の中心はA子のほう。
しかも、とうとうA子の本音爆発!---ちりとて、最初のほうを見ていなかったこと、悔やまれるな。

しかしなー。木曽山。「落語は嘘。落語家は嘘つきじゃないとできんやないですか」みたいな趣旨のことを言って思いっきり居直ったけれども、そこに本音があるとはまだ思えないんだなー。本日ラストのオチはそれを示唆しているけれど。(まぁ、あの感謝のハガキまで本人が書いた嘘手紙か?とまで流石に思いたくないがw。でも、助けられた人が住所を知っているというのも。木曽山、何で教えてる?)。

しかし、わかさ、こころが大きい。親友、順ちゃんのアドバイスがあったせいもあるけど、このような人も面白いじゃないですかと受け入れる度量。すっかりおかみさんが板についてきました。ちょっと師匠が四草を引き受けた場面を連想させるけれども(笑)、怪しい行動を最初に見破ったのもその四草だというのも納得だねw。しかも自分も同じことをしていたんだと事もなげ。その何気なさが独特の男ぶりを見せてるんだろうね。

単純(純粋)な草々が「鉄砲勇助は楽しい嘘や!」と怒鳴ったのは誠にごもっとも。
後悔する嘘って、周りも不愉快だけど、当人も後悔の蓄積があってね。。。
まあ、「嘘つくしかないときもあるわ」と吐き捨てるA子がいてくれてこのヒューマンドラマの幅を広げてくれるんだけどね。

しかしいつも思うけど、この朝ドラは完全に今までの朝ドラの定型を破ったと思う。後続の連ドラがこの路線を継承できるのは難しいだろうけど。今までの朝ドラというと、ヒロインが幸せになるのにこともないような伏線のみが永遠と続く、という。これ、とんでもない毒舌かもしれないですが(笑)。そういう心地よさが心地いいという人は感じるのだろうけど。僕はそういうのはドラマに全く求めていないので。

逆に言うと、密度の濃さゆえ見返さないと見落としている場面とか、あるいはしばらくみていないと、ワールドサッカーとか競馬とかと同じで(笑)。その時期のストーリーが全く読めなくなってしまう可能性もある。-ちょっと比較が上手じゃないかもしれないけれど。

ひとつ写真を上げてみましょうか、僕は木曽山が好きだな。私の性格/行動傾向がバレるな(爆)

PS.木曽山勇助としての写真は現在のところなし。演者は辻本祐樹さん。おやおや、爽やかな青年じゃないですか。
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by ripit-5 | 2008-02-23 09:39 | ちりとてちん

嘘つきは辛抱の始まり

だったかな?今週のちりとてのタイトルは。
面白くて、とうとう録画にとって見るまでになってしまった。

ヒロインの夫、草々に弟子入りした木曽山くん。
なるほど、タイトルの意味はこの人の行動にあったのか。
見え透いた嘘が悲しいほど見え見えだけど、おそらく本当は悪意は無いのだろう。
「父も母も死にました」。掃除洗濯も姉が仕込んでくれた。その姉も「死にました」。
もっともらしくいう嘘が、きっとそんな嘘をつい癖のようにつく習い性なってしまった人なのではないだろうか。
あ~なんか、どこか判る気がする。悲しいな~。

おそらく、「父も母も姉も」死んでしまったという嘘をつくのは、きちんと仕込んでくれたしつけが木曽山くんにとってきっと自分では気づかない無意識なプレッシャーで、しつけ自体は身体が覚えているんだけど、無意識にそこから逃げ出したいという行動がすぐに出てしまうのではないだろうか。
ちゃんとやれる人が、すぐその作業から逃げ出してしまう。そして逃げて見え見えの嘘をつく。
落語に夢中になるのも、辛い自分を慰めるため、人が笑ってくれるのが嬉しいためかな?
師匠の練習している嘘つき・ほら吹き日本一を争う落語を食い入るように聴いているのがいとおかし。(かなし)。

小浜の友人の女の子がすべてお見通しのようなのが凄い。
「信じるとか信じないとかでなくて、親がしてあげられることは何や?愛情やろ」って。
電話だけで会った事も無い人間の行動パターンを推理できるなんて凄いな。


いずれにしても、もうたった今週2日くらいで木曽山くんの地金も出てしまうだろうし、頑張るいい子のA子の本音も出てしまうのだろう。
忙しい展開だけど、またこころに響く展開になりそう。
楽しみだ。
というか、この自分の想像(妄想)が全部ハズレだったらそうとう恥ずかしいぞw。
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by ripit-5 | 2008-02-21 22:23 | ちりとてちん

オバマ上院議員の著作-「合衆国再生」

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 オバマ氏の最新の著作を非常に興味深く読んだ。
 そして率直に言って、大変感銘を受けた。
 今のアメリカの政治は対外的にも非常に武断政治というか、野性的というか、何か根本からバランスが崩れている気がする。アメリカ国内のことをまったく知らない無責任な立場からみても、その国内政治さえ首を捻るような感じがあり、正直違和感がある。
 これはおそらく多くの普通の日本人の感覚であり、そしてその原因を作っているのは現政権であるという認識も隠しようが無く思うところだろう。
 
 これはブッシュ政権の前からの話なのだが、アメリカ合衆国には大きく二つの夢と憧れがあった。一つは物質的な豊かさに常に満ちていること。そして常に最新の生産財を生み出していること。それをバネに社会が常に活気に満ちているという印象。そしてもう一つは豊かな個人主義と民主主義の調和的な同居を持っている国。
 おそらくひとむかしの、今や死語となった日本の「進歩的文化人」たちが惚れたのは後者のほうだと思う。包容力の高い民主主義的な姿勢。
 しかしそのような姿勢は物質主義と極端な個人主義の弊害が伝わってくるにつれ、その美質は本当なのか?という疑問を持つに至る。
 その中でアメリカ発といっていいのであろう、インターネットというのは確かに(渾沌も含みながらも)表現の自由と情報の享受を格段に手に入れやすくなった。その意味でアメリカが先頭を切ったネット文化の進展はその個人尊重と民主主義的思想の産物だろう。

 いま民主党の大統領候補に名乗りをあげているオバマ氏には間違いなく、「物質的・快楽的・力強い」アメリカの側面よりも、「民主主義的・理性的」アメリカの側面を体現している。この著作を読みながら強く思う。

 オバマ氏の演説等をテレビなどで見ると、力強いカリスマ(例えばキング牧師のような)のイメージがあるけれど、逆にこの本を読んでつくづく感じられるのは、氏の思慮の深さ、常に理性的であろうとする精神的な鍛錬、たゆまぬ自己分析を通じた寛容性や包括的な態度というものだった。オバマ氏が何度か引用するリンカーンのように、社会の分裂に対して自分の理念の勝利を求めると同時に、自分の価値と対立する多くの人々を前に一人のリーダーとしてどう考え、どう共通性を見出して振舞っていくべきかと熟慮するような姿勢なのだ。
だから本来この人はむしろ一人の時間の中でものを考えるのを好むタイプかもしれない。

 本を読みながら、僕はこの人はまるで政治を分析する人文学者か、あるいはもっとハッキリ言って哲学者的な印象を強く持った。ただ、オバマ氏は政治家であり、現実を動かす行動者である。それゆえにこそ、このような本を書く才能があることに「まだアメリカには夢も希望もある」と思うのだ。その「夢」や「希望」は自己の表現もゆるされる以上、他者の表現もゆるされるべき、という民主主義の本質を体現するアメリカ、という夢だ。

 その面では今の現実を見る限り、オバマ氏はやはりどこかで理想主義的な面は否定できないかもしれない。(それでも十分現実に対する検討が出来るバランス感覚の持ち主だと僕は思うけれど)。その点では「国益」にストレートに繋がるデリケートな問題である「不法入国者」や新しい台頭勢力としてのラテン民族の人々について。そしてよりストレートなアメリカの対外外交については、その政策的な自己決断にためらいや保留の要素が感じられるのは否めない気がする。しかし、そのためらいの態度、ハッキリと決めがたいことについて簡単な答えを持たないところが、外国人である自分にはむしろ安心させられる。逆に、現実に対して簡単な答えを出されることによって、外交問題は国内政治とは比較にならないほどの巨大な誤解を招くだろう。そちらのほうこそ世界にとって悲劇である。

 いずれにしても、アメリカ自身がどう思っているのであれ、アメリカの行動は世界に影響を及ぼす。そんな世界の超大国の大統領にならんとするオバマ氏。理性的で誠実な人物であるのは間違いないと評価できるだけに、その暁には「苦悩の大統領」にならざるを得ないだろうが、その時が来たならば、希望を持って見守りたいと思う。

 そんな外人の無責任な現在のところの感想なのでした。
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by ripit-5 | 2008-02-20 22:15 | レビュー『合衆国再生』

音楽に力づけられたいのではなく、癒されたい時。それが今。

本当はブログの「日記」とはいっても、ダークな自分の側面は出したくないものである。
自分の中にある獣性、闇の部分はどうしようもなく存在するのであって、そういうものは自分で書いて虚空に広げてもただただ気恥ずかしく、そしてうんざりするだけだ。正直言えば、人のブログにもそういうものは見たくなかったりする。
何とか、闇や獣性はどうにか誤魔化して提示したいと思っている。

それでも、どうしてもズシンと落ち込むときがある。
実は、この2月の10日前後からそんな調子なのだ。
そういう時は無意味にインターネットに向かう時間が長くなっていたりする。
腰が重くなり、無駄な経済的な時間を過ごす。自分が駄目になっているときには。
人の批判などする、偉そうなことを書く。そんな資格などそもそもあるのだろうか?
大きなものに楯突いて正論を吐いてみたりするほうがよほど楽な気持ち。そんなところがないのか?

そんな自罰的傾向が強い時ほど、文章も荒れていたり、つんけんしたものになっている気がする。
今は正直にそんな自分の暗い感情を吐露してみたいと思った。

こんなことは極力控えます。

そんな中、マイスペでずっとRichard Hawleyという人の音楽に出会って以来、気持ちを慰められ、とても良く聴いている。
とても瀟洒でロマンテックな音楽であり、クールながら気取りのない誠実な歌声ですっかり魅了されている。
同時に、英国人特有のヒネクレたセンスも映像などでは垣間見えて僕にはそんなところも魅力的だ。
ある意味、僕という英語が分からない日本人の勝手な思い込みが許容されるところがありがたい。
もしかしたら歌詞がわかることによってドン引きすることもあるかもしれないし(この人の場合は無い気がするが)、同時に勝手に英国人のセンス・オブ・ヒューモアを妄想することが出来る。
疲れたときには、こんな一方的な思い入れさえ許して欲しいと思う。

彼の新作が欲しい。アマゾンのショッピングカートに入れるところまでは行った。
だが、もう一つ、オバマ民主党候補の本。(昨日の「オバマ自伝」は勘違い。今年のグラミーで過去の自伝引き続いて、2度目の受賞した本でした)。そちらもあり、両方買うのが現状ではかなり勇気のいることで。
う~ん。こういった”カネがつかえない”という身も蓋もない現実もやはり落ち込む事実なんだよな、実は。
過去、如何に音楽ソフトに迷い無くつぎ込めたかということだよな。

でも、やはりこの精神状態が続く限り、彼の作品は近々購入すると思う。
現在当地で一番の輸入ショップ、タワレコも不入庫のようなので。
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by ripit-5 | 2008-02-18 22:50 | 音楽(洋楽中心)

堂々と今の時代に「真面目」を論ずる本。

「自分の力を信じる思想」 勢古浩爾 PHP新書

 回帰趣味ではなく、昔のオヤジはこうだった、と懐かしくも畏怖の感情を持って思い起こすような内容である。しかし、昔のオヤジは生活者の思想を言葉にはしなかった(否、出来なかった)。その点で著者は全然「昔のオヤジ」ではない。現代の若者に「意を察せよ」といっても無理に決まっている。だから生活者の言葉としてかなり強靭。作者が普通のサラリーマンであるということも説得力を与える。

前半部分はどこか仏教的な諦念の思想が感じられる。
中盤部分の「一階(生活実感)と二階(観念や思想の世界)」の比喩はなかなか面白く、生活者としての重みからの発言であってうなづける。
そして後半部分である「真面目」の論考。ここにいたって作者の熱は格段にヒート・アップする。中途半端な真面目人間にとってこの論考は飛躍のバネとなるか、より深刻な渋面面を作る結果になるかは微妙なところだ。

 巨人の星に登場する左門豊作というキャラクターはご存知でしょうか?兄弟たちに言葉ではなく行為で説得力を示す存在。漫画という架空の存在ではあるが、作者の思想は「真面目論考」においてもっとも深い。何故か左門というキャラクターを思い浮かべた次第。

 思想よりも実感、だがこの生活のままで本当に良いのか?と考える人々にとっては結構訴えるものがある本だと思う。

 何故なら、この本にあるものの考え方は普遍的で「あたり前」だから。
 しかし、この「あたり前」こそが、もっとも難しいことだから。
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by ripit-5 | 2008-02-17 21:59 | 本・マンガなど

その道中の陽気なこと~

この2週ほどは病に倒れて地獄八景に行かれた師匠の独壇場、師匠の神の視点といったらおおげさか、師匠の視点での人間愛。そりゃあ泣けるさ。

しかし本当に良く出来ている脚本だし、役者はこういう作品に出会えたことを心から喜んでいるはず。

というか、朝の連ドラでこんなに密度の濃いことをやってもいいの?(笑)。
英断だよな。
久しぶりに名作ドラマ。DVD化希望。

1時間半。どっと疲れました。感情が揺れに揺れて。ドラ息子の恥さらしとして。
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by ripit-5 | 2008-02-16 22:52 | ちりとてちん

オバマ氏が大統領になるとしたならば。

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 厳冬・猛雪のなか、私用があって久しぶりに大通り中心部を歩く。そして久しぶりに書店で本のウィンドウ・ショッピング。アメリカは今こちらと違って大統領予備選挙で熱い。特に民主党候補は「発見された」オバマ氏の勢いが強く伝わってくる。「変革」のイメージ、そして本来はアウトサイダーではないんだけど、アウトサイダーというか、彗星のように現れた変革者のイメージゆえに日本人としてはやはりあの「小泉旋風」を思い出してしまう。故に、この勢いは止まらないのではないかと思う。

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 良く考えればこちらもある意味非常な革新的事態ともいえる女性大統領になるかもしれないと思われたヒラリー女史さえも、清新かつ思慮深く、そしてこの閉塞感を破って欲しいという大衆感情に応えるカリスマイメージを持った人物が登場してきた以上、残念ながら旧来型の政治家に見えてきてしまうのは、相対比較上、仕方が無いことなのかもしれない。
 日本もあの草の根的な小泉旋風が起きることを予想できなかったのはプロの政治ジャーナリズムだった。政策の整合性や詳細な説明の能力を持つ優秀な政治家さえも超えられない壁は社会の行き詰まりを何とかして欲しいという一般大衆の意識なのであろう。

 それであれば、オバマ氏の政治思想とは何ぞや?政策とは何だ?と当然思う。そこでオバマ氏絡みの本は無いか?ということで。ところが、これが意外なほど、無い。あったのは英文を中心にし、下段に翻訳を載せたどこかでの一般的演説のパンフのようなもの。もう一つは「オバマ語録」。これは文脈とは別に言葉が抜き書きされているようなもので、ライトな、例えば「ボブ・マーリィ語録」とか、「ボブ・ディラン語録」といった類と変わらず、余り価値は感じない。その中では「オバマ自伝」「合衆国再生/バラク・オバマ著」が興味深い。この中にはオバマ氏の政治信条や哲学、思想信条も結構ありそうである。ただ、金額が2千円を超えるというのと、翻訳調が読みにくいということがあり、今回見送った。ただ、これは短い時間の立ち読みでの印象だが、凄く革新的な印象を抱いた。それは「1960年代」以降世代政治家の特有の革新性ということで、旧来の保守・革新イデオロギーと違い、一回り上の世代に属する団塊の世代のある側面を反面教師として感性をはぐくんだ政治家、というそんな肌あいを感じるのだ。それが新しくて、大いなる期待を抱かせる。もし、本当に誠実な人ならば。最初の方の章立てで「二大政党制への懐疑」とあり、ここに僕なども「おお、よくぞ!」という感触がある。少数派が育むインテリジェンスというのは、非常に包括性の高い理想を育むという気がするのだ。また同時にグローバル経済にも懐疑的な様子でもある。
 
 もしオバマが大統領になっても、オバマの理想が現実の中で実現できる要素はそう無いかもしれない。また、多くの利害関係者・利益団体のバッシングにあい、多くは軌道修正余儀なくされるかもしれない。
 しかし、ブッシュ・ジュニアがそのハード・パワーで世界を震撼させるほどの歴史的機動力を良かれ悪しかれ発揮させたのも事実だった。その中で日本はハッキリと恐れたのである。ぶっちゃけ、日本はブルッたのである。

 オバマ氏の理想が「仮想外敵の恐怖」を利用した一部の受益者のためだけの欲望を満たす現政権に明確に反対する立場であるならば、その反対の立場としての政策的主張は必然的に、恐怖ではなく和解なのであって、恐怖をドライブにした対外威圧政治ではなく、社会保障・雇用・教育等で理想の国家像を目指すことになると思う。その面では現状よりずっと欧州(EU)の政策との親和性は高くなるのではないだろうか。

 その時、日本は現状の政策で通用するのだろうか?僕は日本も歩調を合わせて変わると思う。だからこそ、日本の政治も再編成が起こるのだろうと思うのだ。
 
 とにかく、オバマ・ノーマークが過ぎたのか、現在オバマの動きを追った日本のジャーナリズムの書籍はないと思う。現状、月刊誌においてもオバマ政策を追求したものは直近のものでもなさそうだ。インターネットにおいてもそう。
 少ない情報の中では、ビジネス・エリート(?)向けの情報は割りと醒めた側面でおおむね共和・民主両党の思想比較の中である。もう一つ、オバマの外交に対する考え。こちらは昨年の7月時点のものであるので、政治家得意の「なかった話」になるかもしれないけれど、かなり理想主義・ラディカルな外交姿勢だ。
古森義久:民主党のヒラリーとオバマ、外交政策で激突

 繰り返しになるけれど、日本にとってのアメリカン・パワーにやられている事態は実はクリントン政権のソフトパワー(金融グローバル、ネット社会利用の先取り、経済法制・会計法制等の利用による覇権)から始まっているけれど、実際にアメリカが求める「年次改革要望書」の言いなりに加速がついたのはやはりブッシュ=小泉ライン以降の顕著な傾向だと思う。
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 その流れの中で所謂「構造改革・規制緩和」という20年以上遅れのサッチャリズムになったのは何たるチア~。だけども、仮にオバマ大統領になった時に、まだ日本はこの流れを続けているとすればどうなってるの?という話になると思うが、もうそうはならないという気がするんだ。
 これからオバマ研究が書店を賑わすと思うけど、僕はもっとも誠実なジャーナリストが書いたものを読みたい。というか、その前に「オバマ自伝」を読んだほうがいいんだろうね。
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by ripit-5 | 2008-02-16 19:48 | 社会

寒い寒い

おまけに雪が。。。
見事なくらい正月7ヶ日は穏やかでいい天気で、厳しい夏の冬は厳しいことは無かったか、良かったなぁと思ったら。この一月くらいの間にとんでもはっぷん。
結局、厳冬です。
やはり甘くは無いね。
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by ripit-5 | 2008-02-13 22:39 | 日々