自由な社会の管理化社会

カネが沢山あれば、沢山の自由と沢山のセキュリティ機能が買える。
ネットの現在の無料社会にアクセスしていれば、僕みたいな人間も(貧困にいるわけじゃ全然ないが)沢山の自由を手にしている。本当ヨ。夢のようだ。

しかし、過日、社会の外に高精度の監視カメラとそれを求めている沢山の人がいる話題があって。少々憂鬱になってしまった。

過度の自由が不自由を自らの手に呼び寄せる、と個人的に危惧したのがオウム事件だったが、それ以後の社会はその危惧が当たっている歴史的時間の気がして仕方が無い。

英国は400万もの監視カメラが備え付けているという。驚愕!
それで犯罪が2割減ったと。2割も減ってよかったみたいな話をしていたが、2割の犯罪減少率のために400万ものカメラで人々が監視されていることが異常なことだという感性は働かないのか。

息苦しさがある。
それは、自由を手にした僕らが無意識的にかその自由を放埓に使ってしまった結果も無いとはいえないと思う。
そうすれば管理できる側に管理する正当性を与えることになるのだ。
現に、その意味では意図せず管理されることを望んでいる人々(あるいは時に我)かにも思える。

不思議だ。個人情報保護法によって、非常に個人情報に神経質になり、プライベートの領域は過剰なまでに広がりながら、同時に公共空間に監視機能を監視者たち、監視機能を売る業者たちと一緒になって息苦しい管理社会に身をおこうとする。

想像力が先行する社会になりつつあるのだと思う。
その想像力は自分自身にだけ向いているような。
思えば、人のことはいえぬ。

古い人間にとってみれば、変、変、変に感じるヨー。
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by ripit-5 | 2008-05-31 10:55 | 社会

サザンの活動停止

活動休止じゃないんだよね?
これいうと怒られるのかな、実質解散?
何というのかな。やはり良き聞き手ではなかったんだろうなとは振り返って思う。
「渚のシンドバット」は大好きでした。ハジケてましたね。パンクみたいに。
「いとしのエリー」、名曲でした。素晴らしいメロディ。

だがだが、桑田佳祐の素晴らしいボーカルそしてメロディの今まで無かった洋楽的な流麗さをしても、歌詞が判らなかった。
う~む、感情移入が出来なかった。

それ以上に、若さゆえに、サザンの人気の一極集中がわからなかった。
要は全体がそちらに流れることへの反発。
人々が誉めそやすことへのひねくれ。
きちんと理解する前にそういう状況が出来てしまうと、性癖でそこから距離を置いてしまう。

もちろん、どこでも彼の声は聞こえてきたし、耳にも入ってきた。
だが、カルト趣味な(?)僕はどこか「歌詞がわからないじゃないか。そこがクリア出来ないとファンになれないです」なんて、生意気です。

でも、つくづく一時代を築いたジャイアントな存在だなと改めて思う。
距離を置いて、覚めた目で改めて彼らのベストでもしばらくしたら聴いてみようか。
聞こえないものが、聞こえてくるかもしれない。
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by ripit-5 | 2008-05-25 22:31 | 音楽(洋楽中心)

高村薫さんが完璧に代弁してくれました。

 裁判員制度が発足するまであと365日だという。
 僕は基本的に制度反対の立場で、こちらの記事にも長々とりとめなく書いた。

 が、やはり時評を書かせたらもう鮮やか・見事な高村薫。今回の時評で裁判員制度への懐疑を見事に書ききってくださいました。全部書き写したいくらい。お見事。

 きょうのニュースの市民の声、今回は聞いていても、あてがいぶちでなく真摯な街の声に聞こえたけれど、高村氏も「一市民が法廷の最上段に並んで坐り、被告人を目の前にして有罪か無罪かを決めるなんて、真面目に考えれば考えるほど困惑するというのが、市井の本音である。」
そう、まさにそのものの声であった。

 高村氏は裁判員制度の発足に伴う「争点整理」や「公判の迅速化」への不安を訴え、取調べの録音・録画の導入も不備な点があることを具体的な問題として加える。そしてもっと精神的に大きな問題、つまり「最後は自分の心証で死刑判決を出せるような人が現実にどれほどいることか。民意とは、いざとなればもっと慎重なものである」と。
 そうそう、そうなのだ。深くうなづいてしまった。

 今日のニュースでは制度発足に向けての市民模擬裁判で未だ「死刑か否か」を前提にした模擬裁判はやっていないことを伝えた。市民の精神的負担を考慮して行っていないとの話だ。
 ある元裁判官は、(当然の事ながら)裁判官も人を死刑という裁きとするには悩みに悩み、言い渡しの1週間くらい前から懊悩しつづけるという。その人の場合は、だからこそ死刑か否かの模擬裁判をすべき、という意見だが。

 そして、僕が一番疑問に思い、そしてなぜこの点をマスコミ等々も制度発足の際に問題にしないのかということにキチンと触れてくれた。流石に高村薫。惚れますです。その点を抜書きさせてもらって終わりましょう。

「民意を広く社会常識と捉えるなら、それを活かすところは、加害者も被害者も個人である刑事事件ではなく、むしろ公害訴訟や薬害訴訟、あるいは近年増加している労働訴訟や行政訴訟のほうだろうと思う。」

「想像してみよう。もし薬害肝炎訴訟を私たち裁判員が裁いていたなら、はるか昔に国と製薬会社の責任を認めて賠償を命じていたはずだ。」

「結局、ほんとうに私たちの民意が活かされるべき民事裁判が閉ざされたままであるのは、国と司法と官庁が、ここだけは国民に触れさせないとして死守しているからにほかならない。」

 まったく!拍手。パチパチパチ。裁判員制度をなぜ行政訴訟から導入しないのだ。もちろん、絶対国にそんな気があるわけがない。それは容易に想像がつく。
 それにしても、本当にこの制度の言いだしっぺって誰だったんだろうと思う。

 司法をひらくなら、ドイツみたいに日曜日に裁判所を市民に公開して司法に関する柔らかなイベントとかすればいいんだよね。なんか、簡易なパーティみたいなことをしつつ、裁判官と市民が懇談したりしているらしい。

 まぁ、とはいえ、えらそうなことを書いている僕が開かれた司法である裁判所にアクティヴに通うのかどうかといえば、そこはチト出無精かもしれませんが。。。
 でも、だから裁判員制度に反対と言うわけではありませんよ。もちろん。
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by ripit-5 | 2008-05-21 21:50 | 社会

意外にも意見形成にも地域差があったのか。

 我が家は”道新”こと北海道新聞を取っている。昨日の朝刊に載った文芸批評家・斉藤美奈子の手短な時事批評が面白かった。

 ネタは先の名古屋高裁におけるイラク特措法による空自のイラク派遣は憲法9条に違反するという判決についてだ。

 東京のいわゆる全国紙4紙(朝日、読売、毎日、産経)の社説は判決擁護派(朝日、毎日)と判決批判派(読売、産経)に二つに分かれるという。まぁ、当然そうだろうな。
 それに加えて東京新聞と日経新聞を合わせる6紙だと判決擁護派の東京新聞と、論点が少々違っても判決に懸念的な日経と、合わせてやはり二分されているらしい。

 それで斉藤美奈子が着目したのは地方紙、例えば北海道新聞とか神奈川新聞とか、沖縄タイムスとか。それらがネット時代のおかげで地方紙の社説を読めるようになっているのだが、それら地方紙のリベラル度の高さに驚いたという。特に道新とか沖縄タイムスで書かれた判決擁護の立場から自衛隊の活動撤退を促す社説の明快さには朝日・毎日以上の踏み込みがあって、全国紙的なぬるさはなく、熱さを感じたとのことである。

 それは先の山口県光市の少年事件判決においても文章の熱さに全国紙と地方紙の温度差を感じるという。もちろん地方紙の方が踏み込みがあり、それ故に紋切り型ではないと。

 斉藤氏はネット時代で新聞の社説を読み比べられる利点を述べつつ、東京中心主義で地方の社会的オピニオンに気づかないでいると、これもまた一つの井の中の蛙であるか?といった趣旨を書いている。

 なるほど、そういうものであるのか。と、最近全く全国紙を読まなくなった僕はまた別の驚きを感じた。事情があって4~5年前ほどに全国紙を自由に読めたときは活字量が多く外国人の論評が多い朝日が良くて、朝日に代えたいなと思ったけれど、読めなくなったときには自分で買う金がなく。お情けで両親が購入している道新を読んでいるわけで。(てけてん。情けない;)。

 ふ~む。いまの朝日の論調って、ぬるくなってしまったのですかねぇ。

 というか、逆に北海道は異様に北海道新聞購読率が高いわけで。いかな読売新聞とてもかなわぬ。だけに、基本道民は道新的な思考回路の井の中の蛙かもしれませんよ。逆に言えば。

 でも、僕なんか道新の社説が熱いなんて思ったこともなかったな。だから斉藤さんの驚きに逆に「へぇ~、そういうものなんだ」と思った。僕なんか道新って全国ニュースの配信は共同通信からもらっているわけだから、「共同通信北海道新聞」とか思っていたんですがね。ローカルニュースを除いて。もちろん社説は新聞社としての論評だから道新の論説委員が書いているんだろうけど。

 それにもちろんそれなり、新聞はよく読んでいる方ではあるかもしれぬ。特に普通とは違って僕は夕刊の真ん中が大好きな人なのだ。

 いずれにせよ、東京はいわゆる大手新聞社の全国紙の影響下にあるわけなんだな。流石に1千万人口を抱えているわけだから、日本人の1割が住んでいるわけで。確かに世論形成に及ぼす影響は強力なのだろう。。。そこにあるのは大新聞社のおおよそイメージ出来る色。

 それに対してオピニオン北海道では北海道新聞が持つ大きな影響力。なるほど、地域の色合いの違いが出るか。

 権力の監視は新聞の役目だが、新聞の監視は読者なのだと斉藤氏は締める。

 たしかにまだ新聞の持つ信頼力は非常に大きいから、その通りである。いろんな意味を含めて面白い論評でしたね。
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by ripit-5 | 2008-05-20 11:37 | 社会

ワールド・フットボール

 そういえば、チャンピオンズ・リーグ、今年はまったく観ていないのだった。
 経済的な影響はでかい。あと、時間をそちらに奪われるのは厳しいと思われた。いまは時間的な点はそれほど問題ではないけれど。経済面だ。

 その間、傾向としてあったプレミア台頭のきざしはとうとう今年のマンUとチェルシーの決勝という形で明確になったといえそうだな。
 プレミアはマンUの優勝が決定。またもの黄金時代。粕谷秀樹の笑い顔が浮かぶ(苦笑)。サー・アレックス・ファーガソンにまた勲章か。CL、決勝くらいは民放のテレビでやってくれるだろうか。

 いまはC・ロナウドの黄金期か。

 ぼくは正直にいうと、それほどプレミアは好きなほうではない。理想は05シーズンあたりのバルサのような、ファンタジックなサッカーだし、中田が頑張っていた頃はイタリアの、タイトな守りを抜けていくようなテンションの高いサッカーから入った。故にセリエAの理想はミラン。それからスペインのサッカーの面白さに惹かれてバルサ。

 つまりプレミアのサッカーは凄くシンプルに見える。非常にフィジカルでワイドに攻める。サイドアタッカーの果たす役割が大きく、そこからのクロスでフィニッシュを決める。イタリアのタイトさ、スペインのファンタジアと違う。だが、リバプールのジェラードに代表される精神性、日本で言う「根性」的なものは感じる。マンUは選手を大事に扱っていてその点は凄く好感が持てる。ライアン・ギグス、そして僕にとっては英国の宝に思えるP・スコールズなど。そんな存在があって、ロナウドやルーニーが輝く。ああ、そういえばテベスもいまマンUなんだ。
 W杯後のプレミア移籍、ボルトンだっけ?違うか。その時はボロクソな云われ方をしたのに。やはり逸材でした。

 リバプールにはフェルナンド・トーレスがいるわけだしねぇ。そういう意味では変化があるんだ。プレミアも。その点では外部血が早くて、サッカースタイルがプレミアでは新しいアーセナルに個人的には期待しているんだけど。う~ん。今年もまだ追いつけなかったか。

 いずれにしても、ユーロだけはなんとか観たいです。
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by ripit-5 | 2008-05-12 22:47 | スポーツ観戦

失敗!「ちりとてちん」の総集編が

前編後編に分けて昨日今日と「ちりとてちん」の総集編をやっていたんですね。
昨日、気がついて見たのは9時半頃。ちょうど四草が徒然亭に復帰するよう説得を受けているシーンでありました。

これじゃぁ、過去、なんだかんだとわかったようなことを書いても説得力がないね。僕がリアルタイムでかかさないで見だしたのは、ちょうど寝床での一門会が終わって吉弥さん(草原)がトナカイのかぶりものをしているシーンあたりからです。(笑)

本日こそと最初から総集編を見ましたが、かなり端折っていますねぇ。時間上とはいえ残念です。ちりとてちんは省くのが難しいドラマですよ。何度も書いたとおりディテール凝りまくりですから、写されていないシーンがいろんな伏線になっていて見落としどころがないですからね。
それだけに本編の省略がかなりあるのだろうけど、やはり少女時代から、そして小浜から大阪に出る喜代美のシーンをまるっきりちゃんと見ていないのは痛い。

なんにしても、後半の本日、初っ端からわかさの年季明けの話になっているのにびっくりしました。主人公の年季奉公のシーンがまったくないぞよ。
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by ripit-5 | 2008-05-06 10:37 | ちりとてちん

OCNカフェに書いた日記のコピペ終了しました。

昨年の12月14日からこちらのエキサイト・ブログに登録したのですが、非常に文章が読みやすいブログであるというのが一つと、目的のもう一つにはOCNカフェにつれづれ書いていた日記をこちらに移行させる、ということがありました。やっとそれが本日ですべて終了しました。疲れた~。

2005年の5月28日からのものです。大体3年書いてたんだな。
やはりコピペだと大変時間がかかる。今はブログ間の移行も出来るサービスも多いですけれども、元々はOCNの前にあれはどこだっけ?簡易ホームページの移行サービスを受けてOCNに移った経緯があるので、プログラムの知識が無い僕はコピペという人力方式しか方法が無かったんですよね。

何だか、経緯に関して書いていることが非常に分かりにくいと思いますけれども(苦笑)。

とにかく、OCNのサービスはブログほど無限定に広がっている感じではなかったので、大変自由に書かせてもらいました。ほぼ思いつきで10数分で書いて、後は文章が成立しているか、誤字が無いか雑に読み直す程度でしたからね。

その分、率直で素直な面白さが無いこともないなという気がします。暇な人は過去のものも読んでみてください、なんて。言えるわけもない。膨大な量を僕だってどんなに興味のある方のブログでも正直な話そうそう過去ログからチェックすることはないもんね。(笑)。

僕は僕で自分のものを読み返すのはそれなりに面白かったです。
あ、それから基盤は洋楽モノ中心のブログ「Bridge」が自分の老舗ですので(爆笑)、そちらも宜しければヨロシク。

ところで、今日はNHK-FMで総合司会、ピーター・バラカンさんにて「DJサミット・一日世界の音楽三昧」ということで、もう朝から美味しい音楽が一杯!
今は民俗音楽コーナーというか、民俗ポップスコーナーの時間です。音楽ファンには至福な一日になりますね。
午前中一杯楽しんだ後、あとは夕方以降から。

・・・クラシックと演歌だけはどうしても受け付けないんだよね・・・
そこは狭量。。。

とにかく今日はFMラジオで音楽三昧させていただきます。至福じゃぁ。
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by ripit-5 | 2008-05-03 10:22 | 日々