映画「扉をたたく人」

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 妻を亡くしたある大学教授。仕事にやる気を失い何年も講義内容は同じ。そんな彼の鬱屈した日常の中で借りていたアパートに不法に住み込んでいたシリア人の男性とセネガル人の恋人。彼らの出会いの中で、男性が持っているアフリカの民族打楽器を通して友情が生まれ、頑なだった教授のこころに揺れが生じ、変化が生まれる。。。
 静かで内面的で、かつ暗に米国の国家政策批判をしている作品。てっきり欧州作品だと思っていました。如何にも欧州風な淡々とした作りなので。ところがこの作品、アメリカで作られたもの。目を開かされました。アメリカの映画もこういうものが増えるなら観ますよ。
 米国映画の作風に変化が生じ、それが自国でも受け入れられているのだとしたら。
 07年の作品のようで、日本公開は09年のようです。オバマ政権誕生前の作品なのですね。
 NYの街に普通に氾濫する中国語の看板も現代的。時代の変化をしみじみ実感します。



 映画で友人となるシリア人の若者は「フェラ・クティ聴いたことあるかい?アフリカのビートを作った人だ。このバンドのトニーアレンのドラムは最高」といった趣旨のことを言います。フェラ・クティの映像は濃すぎますので、トニー・アレンのこのポップでゴキゲンなPVをご紹介。


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by ripit-5 | 2010-10-03 19:16 | 映画