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レンタルDVD

レンタル作品でいわゆるミニシアターでかかるような作品がぐんと減っている。
もちろん自分は反韓でもなんでもないのだが、レンタルDVDの場所をぐんと占める韓流モノは個人的には疎ましい。
◎オはマンガの貸本レンタルも始めたので、DVD中心の時代には、ますます置かれるDVDに関してシビアなのだと思われる。

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ケン・ローチの「麦の穂をゆらす風」は何時の間にかなくなった。
手に入った◎タヤでさえ、迷路に入ったように探して探して、アカデミー絡みでパルムドール受賞作品コーナーに一品だけ。おまけにDVDが旧作180円には参ったな。痛い。
この、店頭から撤去するタイミングはどこにあり、理由はどこにあるだろう?もちろん回転率が悪いのは用意に想像が付く。だから、僕はある時間の区切り目に立ち会った、というわけだ。
ケン・ローチといえば、「マイ・ネーム・イズ・ジョー」もレンタルDVDがあったのに今はない。
タイトルは忘れたけど、東欧から移民した母子家庭の母親が職探しに苦労した末、人材派遣会社を起こし、そこでまた自分と同じような移民たちから搾取してしまう、とい悲劇の映画もあった。それもいつか観ようと思ったのに、すでに店頭にない。
北部炭鉱町の15歳の少年の苦闘を描いた名作「ケス」の同じ世代のワーキングクラスの15歳がゼロ年代により都会で孤立した厳しいサバイバルゲームに参加し、家族崩壊を食い止めようとするより深刻な悲劇、「スイート・シックスティーン」さえ置いていない。

僕のように、メジャーとは逆にマイナーなミニシアター系ファンには今のレンタルショップは厳しい。映画で何かを考えさせてくれるようなチョイスが圧倒的に減っている。それが実に短期間に起きていることなのだ。
こうなると、僕らの味方は図書館だけ。
無料でほぼ廃刊までネットで予約注文できるとは。まさにアンダーグランドな勝利なり(トホホ。。。)

話しはズレますが、一貫して社会派のケン・ローチ。ドキュメンタリータッチの映画、ドキュ・ドラマを作っていましたが、サッチャリズムの80年代はドキュメンタリー作家の方に移行していました。強力な炭鉱ストに関し、ストを推進する労働者側にたって撮影していた時代には、検閲などの目にあって不遇の時代だったようです。それで一時日本では知る人ぞ知る存在になったのですね。90年代以降、溜められた多方面のテーマが開花。「レイニング・ストーンズ」や「大地と自由」というような作品から精力的な創作活動が始まります。

ちょうど僕がケン・ローチ回顧展で彼の60年代、70年代の諸作品を纏めて見れたのは90年代の半ば頃。まさに時期というものがあり、自分にひっかかるシリアスな文化作品に触れるには、機会というものがあり、それを逸するととても残念なことになる。それはいま、しみじみ感ずることです。
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by ripit-5 | 2011-10-09 21:13 | 映画