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なかなかに。。。

長崎県佐世保の事件はこのような結末となり。犯人も日本人でありました。スポーツジムの関係者と友人だったとは。
間違った憶測をしてしまい、大変申し訳ありませんでした。

ただ、改めて銃は危険だな、と思います。
それから、今回の事件は無差別性においてアメリカで起きたショッピングモールの無差別乱射とも似ているし、ましてスポーツクラブでこのようなことが起きるとは誰も想像できないでしょう。撃たれて亡くなった方のお一人は水泳をされていたのか、上半身裸だったとか。ああ。。。

フロイト流の言説にしたがって言えば、戦前の日本からしばらく引き続き日本という国は超自我が強い国であり、日本人の神経症も超自我の強さに由来するものだったといえるでしょう。例えば、それは他人や集団の中でのおのれの振る舞いに対する「恥ずかしさ」であり、「恥」であり。それは超自我由来の親のしつけを社会=親として同一視する傾向とも似ていたと言えるでしょう。(その意味では、一神教の「神」に由来する欧米人の超自我とはニュアンスが多少違うものかもしれない)。

今、日本の国で起きていることは、ある意味超自我機能が弱まり、イド(本能)が超自我と本能を調整する自我を凌駕しようとしている構造に見えます。
それは欧米化の浸透で日本人の深層構造がいよいよ葛藤をみせ始めていること、カネを現実社会の第一義に持ってきてしまい、欲望を常に喚起する商売を考えている都市化時代という環境もあることは否定できないと思います。

やはり、人が動かされる現実はその人間の生まれたDNAもあるかもしれませんが、一般的にはその時代社会の環境が極めて大きいと痛感するこのごろです。

俺も年をとったか。

フロイトの心の三層構造の説明↓
フロイトの心的装置理論(エス・自我・超自我)

by ripit-5 | 2007-12-15 22:00 | 社会