SIGHT
これは(基本的に)必読なり。
憲法改定を公約に掲げる安倍首相の発想の上にいまの自民党の憲法改正試案があるなら、そのあまりの杜撰ぶり、悪文ぶりが良く分かるし、その問題点も良く分かる。
それにしても、日本はいつも何年か遅れのアメリカ政治を真似ている感じだ。
小泉政権で軍事面や、感性面ではブッシュに似ていたけれども、経済面ではクリントン的、そして現在の安倍政権はいわずもがな、原理主義的だったブッシュ政権の全盛期的。
かくもアナクロな保守主義、幼児的・宗教的な発想の内閣が出来上がり、支持は落ちるけれども、微妙に何の波風も起きないのは何事なのだろう。
その意味でも、この「SIGHT」誌で改めて頭を整理するのにいい。
しかし、おそらく政治向きになってきているロック屋渋谷氏の政治向き面は何か紙面がしょぼくなったようで前号は見ていないのだが、今回のものは当たりだ。
全体を読んで、最後の小熊英二氏の論を読もう。目からウロコが落ちるはず。
by ripit-5 | 2006-12-29 17:07 | 社会